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2018/10/31

校長通信(7) 平成30年11月

Tweet ThisSend to Facebook | by 1702

腕 時 計

校 長  大竹 実

 

最近、スマートフォンを買い換えたこともあり、年甲斐もなく調子にのりスマートウオッチなるものも併せて購入しました。まだまだ使いこなせてはいませんが、腕に巻いてあるスマートウオッチでやりたいこと・知りたいこと(やらなくてよいことも?)の多くができてしまうことに驚いています。時計、天気予報、目覚まし、通話、メールの機能はもちろんですが、心拍数、歩数、消費カロリーなども計測していて、一定の条件(まだどういう条件かわかりませんが)を満たすと「1分間深呼吸をしましょう。」とか、「あと2分間、早歩きをすると目標の消費カロリーに達します。」などとメッセージが出て、そのメッセージに従って深呼吸や早歩きをしている毎日です。私が以前していた腕時計は、3つの針(時・分・秒)と日付の表示のみで、それ以外の情報はパソコンやスマホで調べたり、活量計を身につけたり、脈拍を計ったりと、簡単なことではありますが、自ら行動に移す必要がありました。

それがスマートウオッチでは、さらに先に一歩進んで指先一つで必要・不必要にかかわらず情報を入手できるわけです。

少し飛躍かも知れませんが、高度情報化時代を生きるということは、こういうことなのかなと思いながら、スマートウオッチを身につけています。

科学技術の進歩や経済の発展により、現在世界は高度情報化時代と言われています。情報は油断しているとすぐに新しい情報に変わり、社会の風潮や人の考え方も急速に変化する時代です。たくさんの情報の中から必要な情報を選択し、今までよりもずっとじっくり自分の頭で考えて、判断していく力がないとどんどん流されていく危険性が高まっていくのではないでしょうか。

一例ですが、「環境にやさしい商品」というキャッチフレーズがよく使われています。この言葉だけに惹かれて商品を買ってしまう人も多いと思います。けれども、少し立ち止まって「何が」環境にやさしいのか、CO2の排出量なのか、使用している天然資源の量なのかといったことを、自分でよく考えて判断していかないと世の中の風潮に流されてしまいがちです。

与野高校の生徒の皆さん、本校で二兎を負うことで、まずは基礎的な教養や自ら判断する力を養ってください。そして、氾濫する情報を取捨選択して、物事の本質を見抜くことのできる社会人に成長していってもらいたいと思います。

たくさんの機能を持ったスマートウオッチも確かに便利ですが、シンプルな3針の腕時計も伝統的なよさがあります。いつもどちらをして出勤するか迷ってしまいます。


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